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kozuka symbol

白蛇図(無銘)

商品番号:KZ-033

共小柄 江戸後期 桐箱入

20,000円

鉄磨地 据紋 銀象嵌

長さ:21.20cm(柄部:9.80cm) 幅:1.38cm 高さ(紋部最大):0.53cm 重さ:39.20g

こりゃまた大胆にズバッときましたね〜。蛇です。蜷局を巻くでもなく画角一杯にウネウネと這っています。もうレイアウトがどうだこうだなんて言う必要はありません。この構図が好きか嫌いかです。もちろん、蛇自体の好き嫌いもありますが・・・私は爬虫類を嫌いではないので全然ありですが・・・しっかし強烈です。黒く錆びた地金を背景にして銀色に光る蛇体が否が応でも目に飛び込んできます。この蛇、一体何と言う蛇なんでしょう? やっぱり青大将でしょうか。あ、銀色、ってことは白蛇! 金色でも良さそうなのに銀を使ったということは白蛇を模した図柄ですね。(金はコストが高いからじゃないかって? その意見は無視です!) 白蛇様は縁起物、これで決まりです。

姿は小柄袋と穂先が一体化(共金)した共小柄ですから構造的な見方はありません。紋は据紋で、銀色絵ではなく銀象嵌だと思われます。もちろん無垢の塊ではないでしょう。おそらく裏から圧出した(打ち出した)容彫風の紋を鑞付したものだと推測しています。

状態は小柄部と穂先部の境目あたりにやや擦れが見られる程度。紋も少し磨耗した箇所がありますが、総体に目立った疵はありません。穂先の棟方に三箇所の抉ったような跡がありますが、これは明らかに意図的な所作。飾りなのかそれ以外の理由があるのかは判りませんが、視覚的なポイントにはなっています。制作時代は地金が鉄地で贅沢に施した銀を考慮すれば、幕末頃とするのが妥当だと思われます。