HOME
menuki symbol

祭礼人物図(無銘・水戸)

商品番号:MK-024

目貫 江戸後期 保存刀装具 専用の木箱入

45,000円

素銅地 容彫 象嵌色絵

表目貫/長さ:2.05cm 幅:2.53cm 高さ:0.46cm 重さ:3.15g

裏目貫/長さ:1.93cm 幅:2.75cm 高さ:0.52cm 重さ:3.59g

お祭りで浮かれて踊り狂う人物を描いている何とも陽気な目貫です。この時ばかりはと、円満の笑みを浮かべてさも楽しそうです。それにしても凄い格好です。当時は当たり前だったのでしょうが、上半身裸で腰にはフサフサの飾り(腰巻?)を身につけ、まるで飛び跳ねているかのような躍動感。顔をよく見りゃ〜いい歳こいた中年オヤジ・・・でっぷりとしたお腹も丸出しで、なんとおヘソまで丁寧に彫られているではないですか。実に面白い目貫です。現代人からすれば、ほぼパロディにさえ映ります。やりますね〜、攻めてますね〜、作った金工に拍手です。

なんか異国の雰囲気もあって、東南アジアの小さな村で歓迎の宴を見ているような気もしてきます。しかし本作は江戸期の水戸金工作・・・昔の日本人はこんなに陽気なだったのかと思うと少し微笑ましくもあります。私は水戸周辺の郷土史にまるっきり無知ですから何とも言えませんが、この光景は念仏踊りを描いたものかもしれませんね? 

画題も楽しいですが、彫だって手が込んでいます。細部まで丁寧に彫り上げていて、肌には体毛まで描いて、もちろん無精髭もちゃんと顔にあります。表目貫なんか手足の爪も見えます。そんでもって造は素銅の地金で体を整え、纏った飾りや道具は金・銀・赤銅の象嵌色絵を施しています。このあたりの所作が水戸系の特徴なんでしょうね。いい出来です。

因みに本目貫には小型の専用箱がついています。桐箱ではなく柿木で作ったような小洒落た木箱です。もちろん落し込みになっています。ちゃんと布団もついています・・・おぅ、ちょっとばかり豪華に見えます。