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menuki symbol

布袋図(無銘・古金工)

商品番号:MK-037

目貫 桃山期 保存刀装具 桐箱入

75,000円

赤銅地 容彫 色絵

表目貫/長さ:4.04cm 幅:1.74cm 高さ:0.62cm 重さ:4.58g

裏目貫/長さ:3.97cm 幅:1.74cm 高さ:0.61cm 重さ:4.58g

この布袋様、立っています。グータラな彼としては随分とアクティブな構図です。おっきな袋を担いでいますが後ろになびく感じで移動中でしょうか。動きのある布袋図はちょっと珍しいかもしれません。ちょっと無愛想な顔の表情もはっきりと残っていて、でっぷりとしたお腹にはヘソも描かれ彫口は良い状態です。片手には杖を持っていますが、この体では役に立ちそうもない大きさ。袋には宝珠のような火の玉のような文様が描かれているようです。

フォルムは表裏目貫ほぼ左右対象ですが、袋のラインなどが異なっているようです。その袋に金鍍金を施し、裏目貫は少し擦れが見られます。鑑定書は単に「色絵」としか表記していません。鑑定書の発行年は令和二年八月の直近のもの・・・ウットリと袋着もここ最近は「袋着」に一本化した表記、まさか鍍金と焼付色絵の区別をしないで今後は「色絵」とするのでしょうか。これをやられたら時代もへったくれもなくなります。色絵の区別が難しいので単に「色絵」としたのなら仕方ありませんが、まさか簡略化ということであれば時代極の大問題です。(今度、日刀保様へ登城した際にご裁定をお伺いしてきます。)

うむ、気を鎮めて裏行を見ます。薄い地板に強く均一な圧出、見応え十分、上手い所作です。根には支金があり色合いからして作られた当時の生姿。底が削られた痕跡もなく、腰高で裾を窄めたククリもありフォルムもよく見ればラグビーボール状に近い姿をしており、桃山期以前の造込を示しています。私見では室町後期まで上げたいところですが、少し大きめで大胆な形状と保存状態の良さから桃山期と推測するのが無難だと思われます。

気の向くままに次の地へと赴く一風変わった立ち姿の布袋様、どなたかこの風来坊様を迎え入れてオモテナシしてみてはいかがでしょう・・・。